震災復興企画の取材で福島県・飯舘村へ行ってきました
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あす2016年の3月11日で、東日本大震災から丸5年が経とうとしています。私の脳裏には、今でも「あの日」の衝撃的な現場映像の凄まじさがこびりついています。初めて目の当たりにした津波の衝撃力は、一生忘れることはないでしょう。そして5年たった今でも、福島第一原発の影響で、自分の町に、村にもどれない方々も、まだまだたくさんいます。
先日、とある番組の取材で、福島県の飯舘村(いいたてむら)の村長にインタビューさせて頂きました。飯舘村は5年前の「あの日」、深度6弱の揺れを記録。直接的な被害としてはそれほど大きくはなかったといいますが、福島第一原発の影響で「計画的避難区域」に指定され、ほどなくして村民のほとんどが村外への避難を余儀なくされました。今年の6月に「計画的避難区域」が解除される予定のようですが、その時に、どれほどの元・村民が戻ってくるのか。これは未知数ですし、村民に戻ってもらうのは、とても、とても大変なことです。東日本大震災は「普通の災害」というレベルをはるかに超えています。被害レベルや放射線の深刻さも、日本人がいままで体験したことのない状況です。
飯舘村の状況も見てきました。除染される予定の村中の土が、いたるところに置いてありました。場所によっては、黒い袋が山のように置かれていました。こんな感じでした。
この黒い袋が全部、村からなくなるのは果たして何年後なのだろうと考えさせられました。これがなくならなければ、土壌の安全が証明されなければ、農家の方は戻るに戻れないのではないでしょうか。「あの日」の復興、まだまだ遠い。そんな風に感じました。
新幹線で東京駅から2時間弱なのに、こんなにも東京と環境が異なることに、改めて驚きました。今回は仕事での訪問となりましたが、これからも仕事、プライベートとわず、大好きな宮城・福島・岩手には足を運びたいと思います。ちなみに明日3月11日の21:00〜22:00。BS11「現代ビジネス講座」という番組内の「復興企画」で、このときの取材の模様が放送されます。ご興味ある方は是非、ご覧下さい。