ワイプ(わ行|動画制作に役立つ用語集)
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ワイプ
「ワイプ」とは、主にテレビ制作の業界用語で、テレビ番組内で右上や左上などに小窓状に映像を表示する映像技術のことです。ワイプという言葉、テレビをよく見る人ならば一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば、タレントの矢口真里さんは一時期、「スタジオワイプの女王」なんて言われていた時期があります。最近でいうと小島瑠璃子さんあたりが「ワイプの女王」でしょうか。番組内でロケVTRが流れている際に、スタジオでそのVTRを見ている出演者の表情やリアクションが、この小窓状のワイプに映し出されます。矢口さんや小島さんはロケVTRを見ながら、スタジオでも気を抜くことなく、笑ったり驚いたり泣いたり…と様々なリアクションを表情豊かにしてくれる優秀なタレントです。
我々のような制作者側は当然ですが、無表情でVTRを見ているタレントよりも、リアクション豊かに見てくれるタレントさんをワイプに使います。VTRを見て笑ったり驚いたりしてくれる反応をテレビ画面に映し出したほうが、その番組がより面白そうに、より盛り上がっているように見えるからです。毎日テレビを見ている人には、ワイプはとても馴染みが深い、ありふれた映像技術なのです。
ちなみに、テレビ番組はどのようなスキームで作られているのか…ということも、ちょっとだけご紹介してみます。
ここでの説明は、ある1つの、5分くらいのコーナーVTRだと思ってください。
1)企画する
2)構成を練る
3)ロケハン(撮影場所などの下見)をする
4)ロケ台本を作る
5)ロケ撮影をする
6)当初の構成に沿って、まずは編集をする(取れ高によって随分と内容が変わる場合も多々あり…)
7)白完をつくる
(「白完」というのは、画だけを編集でつないで5分の尺にしたものです。まだテロップが入っていない状態のもの)
(なぜ「白」かというと、テロップが入っていない真っ白・真っさらな状態のものだから…です)
8)白完にテロップを入れていく
(テロップというのは要するに字幕です。出演者が話した内容のコメントフォローや、説明スーパーや、左上や右上に記載されているサイドスーパーなど)
9)画完パケを完成させる
(画完パケというのは、ナレーションやBGMや効果音などの音を入れる前の時点での完パケ)
10)MAで音を入れる
(MAとは「Multi Audio(マルチオーディオ)」の略で、要するにナレーションやBGMや効果音などの音を入れる作業です)
11)完パケが出来上がる
(画完に音やナレーションを入れ込むことで、VTRとして、ようやく完パケが完成するのです)
いかがだったでしょうか。
ぜひ興味程度に覚えておいていただけると幸いです。
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