近年のテレビとネット動画・映像のトレンド(2015年時点)
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インターネット、そしてスマホが爆発的に普及した昨今。「そういえば最近テレビを見なくなったな…」なんて、ふと思うことありませんか。私は自分でもテレビを見る方だとは思いますが、でも10代20代のころに比べると見なくなってきたぞ…。そう感じる今日この頃です。
知らぬ間に加速する若者のテレビ離れ
そう思っていた矢先、「MerkeZine」というサイトで、興味深い記事を見つけたので、参照・引用させて頂きつつ、簡単にご紹介したいと思います。内閣府の消費動向調査によると、いまテレビをもっていない世帯の割合が急速に増えているそうです。
見てみると、29歳以下ではテレビをもっていない世帯が今年2015年で15.3%もいます。2010年からグググっと上がってきていますね。我々の子ども頃は洗濯機などとともに「三種の神器」と呼ばれたテレビも、いまはこんな状況。2012年〜2013年にかけては、スマートフォンの普及率が50%を超えた頃で、若者がスマホでネットを漁る時期にも関係してきているように思います。同時に若者のテレビ視聴時間も短くなってきているようで、29歳以下でテレビを毎日3時間以上見る層の数を、テレビを1時間未満しか見ない層が逆転してしまったとのこと。
テレビっ子だった自分からすると、衝撃的です。この数字。中学高校なんてバラエティ番組に歌番組などなど、毎日夜中まで4時間くらい見ていて、親に怒られる日々でしたから。最近の若者は、見たいテレビ番組が減ってきたということでしょうか。さらにHuluやらYouTubeやらNetflixやら、様々な動画サイトが雨後の筍のように成長しまくっていますし。もうテレビの前に座らなくとも、好きな、見たい、気になる映像・動画は場所と時を選ばず、どこでも見られてしまう時代です。「お茶の間」という言葉も死語になりつつあります。
当たり前ですが、これではテレビのスポンサー離れも加速してしまいます。で、当然ながら、逆にネットの動画広告市場が急成長しているわけで、我々のような映像制作業者もそれらのお仕事を頂いている訳です。ところで、ネット広告動画や、よく聞くバイラル映像って、企画や施策、全体的なマーケティング像がとてもモノを言います。クライアント、代理店、制作側、とりまく全員がとてもアタマを悩ませ、難しくも楽しい映像制作になります。最初の5秒、10秒で見られるか見られないか決まる、なんてよく言いますよね。ここに多くの智恵、予算、命をかけたりします。もはやネット広告、バイラル映像などは、「自発的に見たくなるクリエイティブ」でなければ、生活者に何の印象も残せない可能性が高いメディアになりつつあります。時代が進み、ユーザーの目が肥えてくれば来るほどに。今後も機会があれば、引き続きこのようなトレンドや、映像業界の情報を紹介していきます。